補助記憶装置の一種であるハードディスクには、大量のデータを蓄積することができます。現代のパソコンなら、1TB(テラバイト)以上の容量を持つハードディスクもあるほどです。しかしハードディスクは非常にデリケートなパーツのため、正しく使用していても、数年のうちに壊れてしまう事があります。そのため、パソコンの寿命=ハードディスクの寿命とも言われることすらあります。ハードディスクの大容量化が進んでいる反面、データ損失のダメージも大きくなりますので、万が一故障してしまった際には間違った対策を取らないようにしてください。
・電源のオンオフを何度も切り替える
パソコンが不調を訴えた際に、やってしまいがちなのがこのような行動です。パソコンの電源を入れればハードディスク内のディスクが回転するため、ヘッドがディスクに接触していれば、それだけ傷をつけてしまう結果になります。
・フォーマットする
故障内容によっては、パソコンからフォーマットを求められる事があります。しかし、フォーマットとは「初期化」のことですので、これを行いますとデータ復旧の難易度が上がってしまいます。
・ハードディスクを分解する
前述のように、ハードディスクは非常にデリケートなパーツです。ホコリ一つ混入しただけでも不具合の原因になってしまいますので、絶対に分解してはいけません。
間違った対処を行うほど、ハードディスクは傷んでしまい、データを失ってしまう確率も上がってしまいます。そのようなことが起きないように、パソコンが不調を訴えるようになりましたら、データ復旧業者に見てもらうようにしてください。