データを保管する媒体としてパソコンの内部や外付けのものが存在するハードディスクですが、その寿命を知っていますか?家電量販店などでは大体3~4年と案内されることが多いですが。実際にはいつ壊れるかわからないというのが正しいです。メーカーによっても、何年で壊れるという定義ではなく、最低起動回数を公開していることが多く、例えば筐体の温度が40℃程度の場合は最低5万回、50~60℃の範囲で最低1万回といった具合です。この定義を当てはめると、1日1回起動したとして、40℃で137年、50~60℃で27年は最低でも耐えるという計算になります。これが本当なら生涯で多くても3回程度の交換で済んでしまいます。しかし実際にはもっと早く壊れてしまうことが当たり前の認識になっており、常にバックアップなど何かあったときの対処が求められます。
ハードディスクは突然故障してしまうことが多く、なかには購入した翌日に起動しなくなったなんてこともあるようです。さすがにこれは初期不良の可能性が高いですが、翌日ではなくとも3ヶ月程度で故障してしまったという例もあり、使用環境や使用方法によって故障のリスクが変わってきます。ハードディスクが故障してしまうと個人でのデータ復旧は難しく故障内容によっては業者でも対処できない場合があります。しかし、大切なデータが入っているからこそバックアップなど普段から対策を取り、何かあった時にはデータ復旧の業者に頼ることで大切なデータを守ることにつながるのです。