ハードディスクの故障原因の中で最も多いものが、不良セクタです。
不良セクトをご存じない方も多いと思いますが、不良セクタとは、
ハードディスクを記録する、記録面の磁力が劣化してしまい、
データを読み込む能力が不能になってしまうという故障です。
ハードディスク全域が故障する訳でなく、部分的な故障なので、
使用していて何も問題がンければ正常であるといえるのです。
一部が故障していると聞くと、正常であるという意味が理解しにくいと思いますが、
ハードディスクの機能で不良セクタが発生しても、正常なセクタに代打で移され
不良セクタを使用する必要が無くなります。
そのため、不良セクタが一部で発生しても、正常なセクタが有効な家は、不自由なく
操作が可能という訳です。
とはいえ、勿論限界はあります。この機能が有効である内は、リカバリしても、トラブルを起こす事はありませんが、代打として移せる正常セクタが少なくなるほど、劣化してしまった場合、正常に動作しなくなってしまいます。
パソコンの不調に気づきバックアップをとろうとした矢先、パソコンが起動しなくなってしまったというケースだと、パソコンが寿命に達してしまった可能性があります。
不良セクタが発生していて使用中に問題が起きた場合や、何度も電源を入れる等といった迂闊な操作は、急激に症状を悪化させ、寿命に達しやすいです。
変だなと思った時は直ぐにデータのバックアップを行う事が先決です。
重要な情報ほど、ハードディスクの先頭にあるため、その部分に不良セクタが発生してしまうことによって、一発アウトになってしまう事もあります。
たとえ正常セクタが多い状態であっても、不良セクタが重要な部分に、発生してしまうと、その影響がトラブルなることもあります。