12月に入り、朝晩が本格的に寒くなってまいりました。暑いのも嫌ですが、寒いのも嫌ですね。 それは人だけでなく、PCも同じになります。 HDDは熱に弱いイメージがありますが、実は寒さにも弱いのです。 この時期になると、寒い朝にPCを起動しようとしても失敗するという問題が多く起こります。しかし暖房をつけて部屋が暖かくなると問題なく起動できるのです。 こういった問題はHDDのパーツが温度の影響を強く受けると、その極端な暑さや寒さによって性能が低下するので起こってしまいます。HDD稼働の適温は室温20℃から30℃と言われており、室温10℃以下が負担の範囲です。冬の朝の温度は10℃以下になる所もあると思いますので、PC起動前になるべく部屋を温めておきましょう。 寒さに弱いというだけでなく、冬のPCの故障の原因の1つとして結露があります。 寒い外で使用していたノートPCを暖かい室内に持ってきた場合や、PCを窓辺においてある時は注意です。この状況下では急激な温度差によりPCの内部で結露が発生し、水分がPC内に出てしまいます。このまま起動をして通電させるとPCを壊してしまうので、ノートPCを持ち出している人や窓辺にPCを置いている人は水分がなくなるまで起動しないようにして下さい。 暑さだけでなく、寒さにも注意をしてPCを使いましょう。