HDD、すなわちハードディスクドライブは、パソコンの記憶装置としてデータを保存しておく役割があり、パソコンを動かすうえで欠かせないOSを始めとして、さまざまなデータやソフトが格納されている非常に大切なもの。HDDが故障してしまうとそれらにアクセスできなくなってしまい、最終的には全て消失してしまうなんてことにもなりかねません。そのような事態を防ぐためには、HDDの故障や不具合が起きるサインを知って早めに対処することが必要になりますが、それにはどのようなものがあるのでしょうか。
1.HDDから異音がする
ハードディスク自体に異常が起こっている「物理障害」がある状態。経年劣化による摩擦や振動などで傷んでしまったことにより、ディスクの回転が不安定になっている可能性があることが考えられます。
2.ファイルへのアクセスなどの動作が重くなる
起動に異常に時間がかかったり、ファイルやフォルダがなかなか開けなかったり・・・といった動作が重くなってしまうのもHDDの故障の重要なサインです。データに正常にアクセスできるまで何度もアクセスを繰り返すので、さまざまな動作が遅くなるのです。
3.ブルースクリーンになる
パソコン起動時に画面にブルーバックで白い文字のエラーメッセージが表示されます。ソフトなどの故障が起因している場合もありますが、多くがHDDの故障によるものです。
このような症状が見られる場合、なるべく早くできる限りの対処をすることが重要ですが、可能であるならば完全に壊れてしまう前にデータのバックアップを必ず取るようにしましょう。しかし、時には何の前触れもなくHDDが突然故障してしまうことがあります。その際、ご自分でのデータ復旧が困難な場合は無理に対処しようとはされずに、是非当サイトまでご相談ください。