ハードディスクにかぎらず、パソコンのデータ記録媒体というのは衝撃に対してそこまで強いものではありません。ハードディスクの場合は特に、重量があるので落としたときのダメージが大きいのと、内部で高速回転するプラッタとヘッドの間は僅かな隙間しか開いていないので、ちょっとした衝撃でヘッドがプラッタに衝突して、プラッタ表面を荒らしてしまうのでデータの読み書きが不可能になることが多いです。 それよりも衝撃耐性は強いUSBやSDカードにしても、落とした衝撃で破損したり、端子部が損傷してしまうことも考えられるため油断は禁物です。 また、持ち運び式のHDDやメモリ類については、落下はもちろん、上からものを落としてしまうというのも避けなければ行けません。 ハードディスクもUSBも、そういった企画のもとで作られているならともかく、大重量に耐えられるような構造になっていないものがほとんどです。 しかし人間の扱うものですから、どうしても不慮の事故というのはつきものです。万が一が起きてしまった場合、稼働中のハードディスクの場合はすぐに電源を落とし、その後は触らず、プロのデータ復旧サービスを受けることが、中のデータを救う確率を高くすることにも繋がります。