うっかりUSBを水のなかに落としてしまった経験はありませんか?USBは小さいので、ついつい手が滑ってしまうことがあると思います。また、ポケットにいれたまま洗濯機を回してしまったり、雨に濡れてしまったりすること、ありますよね。
大切な思い出がつまった写真が入っていたり、大切な会社の書類が入っていたりと、USB水没してしまったらとても焦りますよね。そこで今回は、USBが水没してしまったときの対処法や、水ではなくジュースなどに落とした場合の対処法をお伝えしていきます。
今USBが水没してしまってお困りのかたも、今後の参考にしたいかたも、ぜひ最後までご覧ください。
目次
USBメモリが水没!完全に壊れたの…?絶対やっちゃいけないこととは
手元が滑って水のなかに落としてしまったUSB。もう壊れてしまったのか心配になりますよね。ここでは、USBを水に落としたときに、絶対にやってはいけないことを紹介していきます。
USBメモリは水没してもデータが壊れることはない
じつは「USBが水没したらデータが壊れる」ということはありません。USBのメモリは、ショートしたり、USBのなかにホコリなどの不純物を含んでいたりすることでデータが壊れてしまいます。
間違った対処をすると壊れてしまう恐れがあります。そのため、焦らずに対処していく必要があります。
濡れたままのUSBをパソコンに接続してはいけない
つい水没させてしまったとき、焦ってすぐにパソコンにつないで、なかのデータを確かめたくなりますよね。しかし、濡れたままパソコンに接続してはいけません。パソコンもUSB同様に精密な機械です。水に触れると故障してしまうおそれがあります。
水没させてしまったUSBメモリ…適切な対処で水分を取り除こう!

水没したUSBを故障させないようにするには、適切な対処が必要になります。ここでは、水没してしまったUSBから水分を取り除くための、適切な方法をご紹介していきます。
風通しのよいところで1週間くらい自然乾燥させる
USBを水没させてしまったら、まずは乾燥させましょう。乾燥させるときは直射日光の当たらない、風通しのよい場所で乾燥させます。USBは精密機械のため、直射日光に弱いです。長期間直射日光に当てると、USBのデータが破損してしまうおそれもあります。
乾燥させるときは必ず日の当たらない場所を選びましょう。乾燥させる期間は1週間ほどが目安です。早く乾燥させたいという思いから、ドライヤーを使いたくなるところですが、逆に本体を傷めてしまうことがあるのでやめましょう。
乾燥材と一緒に密閉容器にいれて放置する
密閉できる容器にUSBを乾燥材と一緒にいれてフタをし、放置します。こうすることで、徐々にUSBが含んだ水気が乾燥材へと移っていきます。自然乾燥では完全に水気を取りきることが難しいので、こちらの方法をおすすめします。
最近では水没したスマートフォン用の乾燥材が売っているので、利用してみるとよいでしょう。
無水アルコールのなかにUSBを入れる
無水アルコールは、ほぼアルコールでできた薬液のひとつです。この無水アルコールのなか、に濡れたUSBを入れましょう。容器はフタ付きのものを。入れたらそのまま数時間放置します。そのあいだに、無水アルコールがUSBから水分を除去してくれます。
時間が経ったらUSBを取りだし、自然乾燥させます。アルコールは、乾燥させると自然に蒸発するので放置しておけば大丈夫です。
ドライヤーで乾かして時間短縮
どうしても短時間で乾燥させたいというかたはドライヤーを使うこともできます。しかし、USBは熱に弱いため、データが破損する可能性があることを知っておいてください。どうしても使いたいときは、ドライヤーから離して使うなど工夫が必要になります。
水ではなくジュースや洗剤がUSBメモリにかかってしまった場合
USBが水没してしまう原因は、水だけではないですよね。ここでは、洗剤やジュースがUSBにかかってしまったときの対処法をお伝えしていきます。ジュースや洗剤は、水と違って砂糖や洗浄成分などの不純物を含みます。そのため、水とは違った対処法が必要です。
水でよく洗い、不純物を取り除く
USBにジュースや洗剤がかかってしまった場合は、水で洗うことが効果的です。清涼飲料水や洗剤は不純物を含みます。不純物がUSBのなかに入って腐敗してしまうと、USBの故障の原因にもなりますので注意しましょう。
それでも解決できない場合は、業者に相談してみて
水で洗ってみてもUSBの調子が戻らない場合や、自分で水をつけることに抵抗があるかたは、業者に相談してみましょう。USBのデータを復旧してくれます。
業者を選ぶ際のポイントは下記のとおりです。
・USBデータの復旧の経験は豊富か
・料金は相場にもとづいたものか
・相談サービスは充実しているか
自分に合った業者を選ぶためにも、複数の業者に見積り依頼をしてみましょう。
USBメモリの水没を防ぐ!日頃からできること

できることなら「大切なデータがなくなったかもしれない」という心配は、したくないですよね。USBを守るために注意したい点は、下記のとおりです。
・洗濯機を回す前にしっかりと確認する
・落とさないように家や車のカギにつなげる
・大切なデータは、パソコンにもデータを保存させておく
どうしても大切なデータはUSBではなく、HDD(ハードディスクドライブ)に保存しておくとよいかもしれません。USBよりも大きくて、“うっかり落とした”ということがなくなります。
まとめ
今回は、USBが水没してしまったときの対処法についてお伝えしてきました。水没したときはデータが壊れたと思うかもしれません。しかし、そのときに焦ってパソコンにつなげるのではなく、しっかりと乾かすことが大切になってきます。
乾燥させる方法は、私たちの身の回りにあるものでできるので、ぜひお試しください。
しかし、正しく対処したつもりなのにデータが上手く復旧できないこともあるかと思います。そんなときは、業者のかたに相談してみましょう。迅速に対応してくれます。もし、依頼するときは、複数の業者に見積りを依頼して、相場を確認してからにしましょう。
この記事の内容が、USBが水没したときの参考になれば幸いです。